タイトルのとおり、shs.tokyoのサーバーをAWSからConoHaに変えました。
それに伴ってWordPressなどを引っ越したときのメモを書きました。
ConoHaを使おうと思ったきっかけ
お名前.comで紹介されていたのがきっかけです。コストパフォーマンスも良く、1000円分クーポンが付いていたのも魅力です。あと美雲このはという公式キャラがかわいい。
比較
以前使っていたAWS EC2と現在利用中のConoHaのプランの比較です。
EC2(t2.micro) | ConoHa(2GB) | |
---|---|---|
CPU | 1コア | 3コア |
メモリ | 1GB | 2GB |
ストレージ | 30GB | 50GB |
料金 | 1,800円前後 | 1,750円 |
AWSの方は当初から無料利用枠の範囲で利用し、1年の無料期間が過ぎた後も何ヶ月か利用していました。
移行作業の手順
実際に行ったことは以下にざっくりと。具体的なコマンドはその手のサイトに任せ、ここでは省略。
- AWSサーバーでの移行準備
- サイトのファイル群のダウンロード
- WordPressのデータベースのダウンロード
- ConoHaのVPSのセットアップ
- SSHなどの設定、ユーティリティのインストールなど
- サイト公開準備
- サイトのファイル群のアップロード
- RDBMSの準備
- WordPressのデータベースのアップロード
- ドメインの設定
移行作業
AWSサーバーでの移行準備
サイトのファイル群のダウンロード
WordPress本体を含む/var/www/html/の中身を圧縮して、WinSCPなどのファイル転送ツールでダウンロードします。
なお、AWS側の環境はApache, MySQLというよくあるやつです。(バージョン失念)
WordPressのデータベースのダウンロード
phpMyAdminを使いここの指示に従いダウンロードします。
ConoHaのVPSのセットアップ
今回は超高速WordPress仮想マシンである「KUSANAGI」を使います。
サーバー追加画面でKUSANAGIのイメージを選択しVPSを作成した後、コンソールでログインして
初期設定を行います。プロビジョニングではWordPressではなくLAMPのみのプロビジョニングを行います。サーバーはnginxとhhvmを選択しました。
SSHなどの設定、ユーティリティのインストールなど
ここを参考に行いました。ついでにSSLもここで設定。AWS側で配置していた証明書をVPS側に移し替え。
サイト公開準備
サイトのファイル群のアップロード
先程ダウンロードしたサイトのファイル群をアップロードし、ドキュメントルートに展開します。
RDBMSの準備
MySQLでWordPressに設定していたDBユーザーとパスワード、権限を設定します。
WordPressのデータベースのアップロード
phpMyAdminを使いダウンロードしたデータベースファイルをアップロードします。
ドメインの設定
サーバーと(お名前.comなどの)ドメインサービスの両方でドメイン名を設定します。正しくドメインを設定しないとサイトがうまく表示されません。
ドメイン名とIPアドレスの対応付け(画像はお名前.comより)。
VPSのネットワーク情報からIPアドレスをコピペ。
ConoHaはIPv6に対応している…!
最後にnginxの設定ファイルでSSLに対応したりIPv6を受け付けるように設定して、終わりです。あと細かいことをいくつかやっていた気がしますが忘れました。
その結果、AWSを利用していた頃に比べてブログの表示が速くなった感じがします。
まとめ
高速なWP実行環境と、以前より高性能な仮想マシンによって読み込み時間が短縮され、おまけにIPv6ネットワークからも見られるようになったので満足しています。
1 Comment on サーバーをAWS EC2からConoHaのVPSに変更した話